各ワクチン接種の間隔を考慮してスケジュ-ルを組むと良いでしょう。予防接種には法律的(予防接種法)に定期の予防接種と任意の予防接種があります。ここ数年、新しいワクチンが次々に導入され使用可能になり、接種回数・接種時期等情報を整理する必要があります。
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定期の予防接種と任意の予防接種
定期の予防接種 |
予防接種法に基づいて市区町村長が実施、対象者は予防接種を受けるよう努めなければ ならない。後遺症が発症した場合国による手厚い補償制度がある。 |
任意の予防接種 |
予防接種法に基づかない予防接種、被接種者および保護者の希望、依頼により実施。健 康被害が発症した場合は被接種者から一般の薬害と同様に医薬品医療機器総合機構(後述) に救済を請求する。定期に比べて手厚い補償とはいえない。 |
予防接種の参考スケジュ-ル
個々の事情が入るので厳格にこのとおりにならなくても悩む必要はありません。
***ロタウイルスワクチンは令和2年10月より定期接種になっています。
1才までの予防接種と任意の予防接種
診療所がすすめる予防接種例
(HPVは実施していません。ロタウイルスワクチンは令和2年10月1日より開始しています。)
年齢(月齢) |
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接種すべきワクチンの種類 |
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2ヶ月 |
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Hib(ヒブ)①+PCV(プレベナ-)①、B型肝炎ワクチン①、ロタリックス① |
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3ヶ月 |
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DPT-IPV(4種混合)① |
Hib②+PCV②、B型肝炎ワクチン②、ロタリックス② |
4か月 |
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DPT-IPV(4種混合)② |
Hib③+PCV③ |
5か月 |
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BCG |
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6ヶ月 |
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DPT-IPV③ |
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8~9か月 |
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B型肝炎ワクチン ③ | |
1才~1才6ヶ月 |
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MR① |
PCV④+Hib④注 |
1才6ヶ月 |
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DPT-IPV④(追加) |
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1~2才~3才 |
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水痘 |
おたふくかぜ |
3才 |
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日本脳炎① |
日本脳炎② |
4才 |
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日本脳炎③ |
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5~6才 |
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MR② |
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9~12才 |
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日本脳炎2期 |
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11~12才 |
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DT2期 |
HPV①→② |
12~13才 |
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HPV(ヒトパピロ-マウイルス)③ |
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予定どおりに必ず受ける |
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やや余裕ができるのでのんびり |
注 プレヘナ-の追加接種は生後12ヶ月から15ヶ月に達するまで、Hibの追加は初回最終接種後7ヶ月から13ヶ月が推奨されています。
[ポリオについての最近の動向]
予防接種部位例
診療所での予防接種
( 予防接種は厚生省の予防接種実施要領に従っておこなっています。 )